乗り物酔いは、神経から脳へ届けられる平衡、バランス感覚の情報が混乱することで引き起こされます。
三半規管の発達の未熟な学童期のお子さんに多く見られますが、逆に3歳未満の乳幼児では乗り物酔いは起こりません。
冷や汗、発汗、顔面蒼白、生あくび、悪心、嘔吐、腹部不快感、脈拍数の増加または低下、血圧の上昇または低下。
・シートを倒して頭を上に向ける
・窓を開けて空気を入れかえる
・ボタンやベルトをゆるめる
・ストレッチを行なって緊張をほぐす
・頭を動かさないようにする
・暗くして眠る
・氷を1、2個口に含み、自律神経の乱れを抑える(梅干しや柑橘類は胃を刺激して逆に酔いを強くします)
・睡眠を十分とる
・空腹を避け、適度な食事をとる
・前を見て遠くの動かない景色を見るようにする
・後ろ向きのシートは避け、進行方向が見える前の方に座る
・頭をぐらぐら動かさない
・車内でスマホの画面を見ない
・お腹を締め付ける服は避ける
・ガムやアメを舐める
・酔い止めの薬を飲む(乗車30分前)
乗り物酔いは病気ではなく、身体が適応する反応です。
乗り物を避けるのではなく、乗って慣れていって成功体験を重ねることにより克服可能です。