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医師紹介

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持続性知覚性姿勢誘発めまい
(PPPD)

特徴

2018年に新しく提唱されためまいの病気です。
めまい患者さんの20%を占めます。
3ヶ月以上続くめまい患者の70%がこの病気と言われています。


めまいの特徴

ふらふら3ヶ月以上ふわふわした感じ、不安定な感じが続きます。

ぐるぐる回る感じはしません。

概ね1日中めまいが続きますが、夕方に悪くなる方も多いです。

夜ベッドで寝ている時には症状が落ち着きます。


めまいを起こしやすい動作

・立位
・歩行時
・車、バス、電車など乗り物に乗っている時
・エレベータやエスカレータに乗っている時
・テレビなどで激しい動きをみた時
・スマホのスクロール画面をみた時
・スーパーの陳列棚を見た時
・本や新聞など細かい文字を見た時
・背もたれのない椅子に座っている時


治療

新しい病気の概念であり、治療法が確立されていません。

通常の抗めまい薬はなかなか効きません。

軽めの抗うつ剤を使用する場合もあります認知行動訓練というリハビリが有効とされています。


めまいのリハビリ

立った姿勢で首を振ったり、目を動かしたりして、めまいを感じる動作を反復し、身体が慣れてくるようにします。

治そうとするのではなく、めまいがある状態でも日常生活を制限なく送るよう工夫していくことが大切です。

めまいで不眠があれば不眠の治療、めまいで外に出れないのであれば買い物に出かけるなど、できることから少しずつでも行動するよう心掛けます。

腹式呼吸を行なって、心身を落ち着かせるのも効果的です。

腹式呼吸


みつざわ耳鼻咽喉科クリニック