突然に発症する原因不明の内耳性の難聴でウイルス感染、血流障害、ストレスと関係しているといわれています。
通常は片耳のみで再発することはありません。
耳鳴りやめまいを伴う方も多くいます。
難聴の程度はさまざまで、難聴が高度で治りが悪い方もいます。
聴力検査や各種問診で診断を行います。
必要に応じて頭部MRI検査などをお願いする方もいます。
難聴発症早期に治療を開始することが重要です。
ステロイド剤を中心に循環改善薬、血管拡張薬、ビタミン製剤を組み合わせて治療を進めます。
ステロイド治療に際しては肝炎や糖尿病が悪化することがあるので、治療開始時に血液検査を実施して確認を行います。
高度の難聴、糖尿病合併、めまいが強い場合には入院して治療を行う場合もあります。
3分の1は治癒、3分の1は改善、3分の1は不変で聞こえが良くならないといわれています。
聴力が改善したとしても、耳鳴り、耳が詰まった感じが残ってしまう方もいらっしゃいます。
発症からすぐ治療を開始している、難聴が軽度、めまいを伴わない方が比較的治りが良いといわれています。