ダニやハウスダストは体内に侵入してアレルギー反応を起こし、鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎、喘息等を引き起こします。
花粉症と異なり、症状は1年を通して起こります。
ハウスダストは、衣類の繊維クズ、ダニの死骸やフン、ペットの毛、タバコの煙、カビなど1mm以下で肉眼ではほぼ見えません。
ダニは、ホコリや人・ペットの毛などを餌にして繁殖します。
ダニの死がいやフンでもアレルギーを起こします。
クッション、まくら、ぬいぐるみなどの布製の小物にもダニの餌となる汚れ(汗や涎など)がつきやすく、ダニが繁殖しやすい環境となっています。
毛足の長いカーペットはハウスダストがからまりやすく、さっと掃除機をかけるだけではなかなか取りきれません。
掃除機は1m2あたり20秒を目安にゆっくりと何度もかけます。
カーペットの毛足を起こすよう、たてよこ両方向から、からまっているハウスダストを吸い取ります。
湿度、温度が高く、人のアカやフケなど栄養もたっぷりで、ダニが繁殖しやすい環境が揃っているのがふとんです。
普段の布団干しだけでは中にひそむダニの死骸やふんは取りきれません。
乾燥するとハウスダストが細かく砕けて、舞い上がりやすくなることもあります。
カバーやシーツなど洗えるものは洗い、干したふとんは掃除機をかけるなど念入りなお手入れが大切です
掃除機でさっと吸い取れるように見えますが、掃除機の排気でホコリが空気中に舞い上がります。
舞い上がったハウスダストは空気中を漂ったあと再び床に落ちます。掃除機をかける前にクイックルワイパーなど拭き掃除をして細かいハウスダストを取り除いてから掃除機をかけたほうが効果があります。